昨年の今頃(2019/5/11) は十和田に行っておりました。
車で北上。
八戸へ到着。
一泊し、翌日、
十和田八幡平国立公園、
奥入瀬渓谷から十和田湖へ。
十和田八幡平国立公園
十和田八幡平国立公園は、十和田・八甲田地域と八幡平地域と大きく、二つに分けられるようです。一帯は那須火山帯の一部で、様々な火山群が見られます。
十和田湖と奥入瀬渓流からなる「十和田地区」と、
広い高原で火山帯の「八幡平地区」からなる、
と言うみかたもあるようです。
青森県、岩手県、秋田県にまたがり、東北地方に大きく、雄大に存在しています。
奥入瀬渓流
十和田湖を目指し、二つルートがありましたが、奥入瀬川沿いを進むことにしました。
奥入瀬渓流は、十和田湖から流れ出ているので、今回は奥入瀬渓流を上っていく感じになります。
奥入瀬渓流は十和田湖から流れ出る唯一の河川で14kmもあります。
国指定の転園記念物です。
少しずつ街から離れ、緑豊かな大自然の中に入ってゆきます。
車で少し行くと、瞬く間に、そこはもう別世界でした。
奥入瀬川沿いの木々の緑が満ちあふれ、勢いよく語りかけてきます。
すごーーい!!
思わず、その美しさに呆然としてしまいます。
川は勢いよく流れ、きっと山からの雪解けの水なのでしょう。
綺麗な空気に満たされてゆきます。
そして、木々の緑が、、、
「緑、燃ゆ」
です。
緑と一言で言っても、様々な緑が色とりどりに踊ります。
辺りはマイナスイオンに包まれ、わたしも満たされてゆきます。
車を走らせては、止め、走らせては止め、、なかなか先に進めません。
気に入ったポイントで車を降りては、
写真を撮り、
川沿いを歩いたり、
ジッと川を眺めたり、
緑の山を眺めたり、、、
なかなか先に進めません。
気持ちよすぎです。
川とは反対側は山の斜面です。
こちら側も木々の緑と、美しい苔と、もともと火山群ということもあり、荒々しいその山肌は、少しばかり緊張感を与えながら壮大な美しさとスケール感を伝えてくれます。
綺麗な水と緑の終着点は、十和田湖です。
十和田湖へたどり着いた時はまた、圧巻でした。
十和田湖
十和田湖は青森県 十和田市と、秋田県 鹿角郡 にまたがっています。
一番深いところで三百メートル以上もあり、日本の湖や沼では三番目の深さで、
大きさは、十二番目だそうです。
地図で見るとこの地方の真ん中に、窓のようにしてあります。
十和田湖はカルデラ湖と呼ばれる湖です。
カルデラ湖は、火山の噴火によりできた地表が陥没して、そこに雨水がたまって出来ることが多いようです。
そして、十和田湖は、カルデラと、火山島や半島の火口とが連結して「二重カルデラ」と呼ばれています。湖の周りが綺麗な円では無く、不規則に入り組んでいるそうです。
カルデラという言葉は、スペイン語に由来しいて「釜」、「鍋」という意味だそうです。
とにかく、透き通るような湖面は、果てしなく空や雲、山々を映し、わたしは我を忘れます。
空気がとても気持ち良く、深呼吸が体中に染み込みます。
十和田湖には、内水なのに、国の地方港湾に指定された港があります。
十和田湖南岸の中山半島西側にある、「休屋(やすみや)港」と、
奥入瀬渓流の入り口の「子ノ口(ねのくち)港」があります。
遊覧船が優雅に湖面を渡ります。
何気なく通った道ですが、美しさや壮大さには、その理由がやっぱりあるのですね。
東北、青森、秋田、岩手は初めて訪れました。
そして、日本ではないような、忘れられない絶景に、沢山出会えました。
カルデラについても追求していったらまた面白そうな発見がありそうでワクワクします。
憧れ
今回、十和田湖を訪れた理由は、
十和田湖の「乙女の像」
を見るためです。
彫刻家であり詩人の 高村光太郎 が 「最後の仕事」 と言ったこの像を見るためです。
立つなら幾千年でも黙ってたってろ
(十和田湖の裸像に与ふ 高村光太郎 より)
衝撃的な愛に満ちた言葉を追いかけて、、。
十和田湖 高村光太郎「乙女の像」
そして、
十和田湖畔に鎮座する 「十和田神社」
また次回です。