- mad0kara - ( マドカラ )

日々のまにまに。私事。ペンペルの詩。福島12市町村。

シャンティ・グルノール

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私が旅をする時は、
必ず、相方と一緒です。

シャンティーグルノール 

いつも車の助手席でゆっくりくつろいで、何か歌ったり、しゃべったりしています。

どこかで休憩するときは、勢いよく外へ出たがり、少し興奮ぎみで嬉しそう。

目的地に到着すると、着いたことが分かるようで、この上なく喜んで、なにやら歌い出します。

車から出ると、今度は、どんどん先に行くわけでもなく、後に遅れるわけでもなく、私と同じペースを保ちます。

先を歩いてみたり、後ろを歩いてみたり、横に並んでり、、、。

道に迷ったりした時には、どちらの道が良いのかシャンティにたずねます。

大概はしっかりと応えてくれます。

合っているか、間違っているかは、五分五分と言ったところです。

しかし、お陰で旅はいつも愉快で、楽しいものになります。

お日様が好きなようで、太陽がいっぱい出ているときは、本当に嬉しそうです。

お尻をフリフリして、全身をフリフリして歩きます。

その代わり、曇りだったり雨だったりすると、それはもう、とてもがっかりした様子。

雨の日はもう特に酷く、全身でがっかり感を表現しています。

しゃべらなくても、「がっがりの歌」が聞こえてきます。

しかし、放っておくと「ガッカリの歌」は何だか洒落たフランス語の様な歌に聞こえてくるからまた不思議です。

さらに放っておくと、いつの間にか、その歌に自分もご満悦の様子。

雨音と一緒に足並みをそろえて軽快に歩いています。

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時々、私には見えない何かを見ているような時があり、急に立ち止まったり、大声で歌ったり、涙を流したりします。

いつも私の周りをキラキラ歩き、
私もシャンティの周りをテクテク歩きます。

シャンティが行くと言えば、
行きますし、
行かないと言えば、
行かないのです。

つまりは、私の旅は常に、シャンティ任せで、シャンティと一緒なのです。

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助手席で寝ているときはスヤスヤしています。

時々、呼吸で ぷっ と口が鳴ります。

ぷっ、ぷっ、ぷっ、と連続して鳴るときもあります。

これがまた可愛くて、面白い。

シャンティの周りに天使が飛んでいる様です。

寝ぼけている時は、目が全く開きません。

目を開けようとしているのですが、目の周りが動いているだけで、肝心のまぶたは閉じたままです。

そのまま諦めてまた寝てしまうか、身体ごと動かしてうっすらまぶたを開けるかのどちらかです。

それでも、私の存在は感じているようで、私が側を離れると、気がつくようです。

そんなシャンティと一緒に、またあちらこちらへと旅に出ます。

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今回は、いつも一緒の
シャンティ・グルノール
のプチ紹介でした。


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