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日々のまにまに。私事。ペンペルの詩。福島12市町村。

「黄金の守人」 ペンペルの詩より


ペンペルの詩 より 「黄金の守人」 

 

遠い遠いところから

歩き歩き 浮き雲の

 

空の彼方 

杉を下り

この地に とどまり眺めてみよう

 

移り変わるは 

日毎 それぞれ

 

私は私のままで

あなたはあなたのままで

皆は皆のままで

 

綺麗な夜が やってくる

ようやく自由になれる

 

不つり合いな世の中に

扉を閉じてしまわぬように

 

水無月 小夜曲 苔緑

 

この地に溶け込む 露草の

藍と藍が 重なって

白波 遠くを見つめましょう

 

長く歩いた砂道で 

私の身体も砂衣

 

ここであなたをお迎えします

 

扉を閉じてしまわぬように

 

ここでお守り致します

 

万ず 

ものごとの始まりは

 

息と息との 交わりで

一対となし かたちとなす

 

お互いとなし 

我となす

 

待ち人はあなた

あなたを待っておりました

 

我を潤す 朝露に 

心を許し 日が昇る

 

不慣れな道を一歩ずつ

潤い 許し 神の水 

涙一粒 水鏡

 

陽のもと 木陰 

鳴神の 枯れの 狛犬

黄金の守人

 

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