- mad0kara - ( マドカラ )

日々のまにまに。私事。ペンペルの詩。福島12市町村。

窓からの虹 ダブルレインボー

 

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 虹

先日(2020/5/3)、見事な 「虹」 を見ました。

夕刻、雨が ザーーーーッ と降った後に、夕日がまぶしく窓から入ってきました。
あまりにも綺麗な光だったので、夕日を見るために外に出ました。

しばらく見惚れて、フッ、、と、振り返ると、
大きな大きな虹が出ていました。

しかも2本のダブルレインボーでした。

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思わず、わーーーーーーっと叫んでしまいました。

一瞬で世の中のいろいろが、浄化されたような気持ちになりました。

虹の秘密

虹が出る条件

虹が出る条件として、

空気中に水分があること
太陽の光があること

が上げられます。

虹は、太陽の光が空気中の水分を通るときに屈曲して起こる現象なのだそうです。

太陽の高さが低く、太陽の光が水平に近い角度で水滴に差し込むと、虹が大きく見えて、しかも、太陽の光が人の目に対して、42度の角度にある水滴を通った時にだけ、虹として見えるそうです。

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色の秘密

もう少し、詳しく調べてみます。

太陽の光は人の目に見える可視光線と呼ばれるものと、
人の目には見えない紫外線やX線と呼ばれるもの

があるそうです。

虹となって見えているものは、この可視光線と呼ばれているもので、可視光線はいろいろな色で構成されていて、その 「色 」 によって 「波長の長さ」 が異なるそうです。

通常は、これらの色が混ざり合って、白に近い色、ほぼ無色、に見えているそうです。

この 「波長の長さ」 が違う、と言うことが、虹が現れる要因となっているそうです。

太陽光の性質

太陽の光は何かの物質を通過するときに、屈折する性質があります。

その屈折する角度が、波長の長さ(色) によって異なるため、空気中では無色だった光が水滴を通るときに、さまざまな色に分散されて見えるようになるそうです。

波長の長い順に、
「赤」「橙」「黄」 「緑」「青」 「藍」 「紫」
と人の目には見え、
その順番で色が重なり虹が生まれるそうです。


デカルトとニュートン

1637年に、フランスの哲学者 ルネ・デカルトが、「虹の正体は、太陽の光が大気中の細かな水滴で屈折して生じるものである」 ということを突き止めたそうです。

また、この光を集めれば、白い光が再び現れる、ということを示唆し、後に、ニュートンが確立したようです。

七色の数

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虹の色の数は、国や民族、言語圏によって異なるようです。

現在、日本では七色が一般的のようですが、昔は五色、六色だったり、八色だったり。

アメリカでは六色、
ドイツでは五色だったり、
また三色と捉える地域や、
明暗のみの、二色と捉える民族もあるようです。

虹が七色であるとしたのは、先程のニュートンだそうです。

当時は、虹は
「 青」 「 緑 」 「赤」 の三色、
または
「紫 」 「青」 「緑」 「黄」 「赤」 の五色、
と考えられていたそうです。

ニュートンは五色の

「紫」と「青」の間に「藍」を、
「黄」と「赤」の間に「橙」を

入れて七色としたそうです。

ニュートン なぜ七色に?

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ニュートンは、虹の研究をしていたそうです。

プリズムに白色光をあてると虹色が見られるということから、
「光は様々な粒子が混ざった混合体である」
という
「光の微粒子説」
を唱えたそうです。

先述したように、
ニュートンは五色の光の帯に、
「藍」と「橙」の  境界線  を入れて
七色としたそうです。
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ニュートンはキリスト教の研究者でもあり、一説には、

音楽の「七音音階」 や、
カトリック教会の教義の「七元徳」

のように

「七」という数字を、
「神聖で特別な数」

と考え、
虹にもその精神を取り入れようとしたようです。

七音音階

当時、ヨーロッパでは、音楽を学問として、自然現象と結びつけることが大事と考えられていたようです。

ニュートンは、虹の色を七つとした際に、音楽とも関連づけようとしたようです。
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虹の七つの帯の幅が、音楽の音階、ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、の間の高さに対応していると結論付けたかったようです。

聖書では、ノアの箱舟の洪水が終わったときに、初めて虹が出たとされています。

これは神様が

「もう二度と洪水によって地上の生き物を全て滅ぼすことはしない」

と言って、

虹を
「誓いの徴」

とした、とあります。

ニュートンは、キリスト教の研究者でもありますから、グレゴリオ聖歌のような教会音楽や宗教音楽とも深く関連していたでしょうし、

この

「七つの音階」と
「神様との誓いの徴」

を関連付け、

神様に捧げるものとして、
神様を近くに感じるものとして、

明確な位置付けを確立したかったのかもしれませんね。

七元徳

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七元徳とは、「知恵」 「勇気」 「節制」 「正義」 「信仰」 「希望」 「愛」 の七つで、カトリック教会の教えです。

「知恵」 「勇気」 「節制」 「正義」 は古代ギリシャからの徳で、
「信仰」 「希望」 「愛」 は新約聖書の中に見られる徳です。

西暦400年頃の寓意的な叙事詩に、「七つの美徳」が、「七つの悪徳」を倒す物語があるそうです。

その七つの内容は、この「七元徳」や、「七つの大罪」とは、多少違いがあるようですが、美徳が七つある、という概念は、この書物によって一般的になったそうです。

また、一説には、
「七元徳」というものは、「七つの大罪」に相対するもの、

「憤怒と寛容」
「嫉妬と慈愛」
「強欲と分別」
「傲慢と忠義」
「暴食と節制」
「色欲と純潔」
「怠惰と勤勉」

として、掲げられているという説もあるそうです。

七つの チャクラと色

チャクラとは

人にはチャクラと呼ばれる七つのエネルギーのポイント、エネルギーの出入り口があります。

サンスクリット語で 「車輪」 「回転」 と言う意味です。
古代インドの伝承医学アーユルベーダや、エネルギーの活性化を目的として、ヨガの流派の1つ、ハタヨガで用いられ始めました。

チャクラは七つあり、そのそれぞれに呼応する「色」があります。

そして、その「チャクラの色」が、「虹の七色」にも対応していると言われています。

虹の色には、人の身体を表す全ての色がそろっていて、人のエネルギーを整える力があると言われています。

 第1チャクラ(ムーラダーラ)  赤  

尾てい骨 付近に備わり、「生命力」 「現実を生きること」 の源です。

大地からエネルギーを受け取り、地に足をつけます。
第7のチャクラと対を成しています。

第2チャクラ(スワディスターナ) 橙

おへその下、丹田に備わり、「自立心」 「創造性」 の源です。

感情と性を司り、先祖の情報がここに蓄えられています。
男女関係や人間関係に影響してきます。

第3チャクラ(マニプーラ) 黄

胃 の辺りに備わり、「自信」 「活力」 の源です。

思想と知性、そして、霊的な免疫システムの中心です。
精神と肉体の情報の交換を支えています。

第4チャクラ(アナハタ) 緑

心臓 胸  辺りに備わり、「愛」 「感情」 「情緒」の源です。

自分や他人を愛する心。同情する心。受容する心。
「第1から第3の肉体のチャクラ」 と 「第5から第7の精神のチャクラ」の情報の交換を行います。

第5チャクラ(ヴィシュッダ) 水色

喉 辺りに備わり、「表現力」 「コミュニケーション」の源です。

甲状腺や副甲状腺に影響してきます。
霊界からのメッセージを受け取り、それを現実的に目に見えるものとして表現します。

第6チャクラ(アージュニャ) 藍

眉間 の辺りに備わり、「直感力」 「叡智」の源です。

脳下垂体に影響してきます。
物事をあるがままに見つめて、事実に基づいて判断することを助けてくれます。

第7チャクラ(サハスラーラ) 紫

後頭部、頭上 辺りに備わり、「高次との繋がり」 「人生の目的」の源です。

身体の外にあり、守護霊や天使、高次のものからのメッセージを受け取って、下方のチャクラへと伝えます。
宇宙と直結していて全身に影響を与えます。

エネルギーの循環

 第1のチャクラから地のエネルギーが入り、上昇していき、第7のチャクラから宇宙へ放たれていきます。
そして、
第7のチャクラから宇宙のエネルギーを受け取り、下へと伝え、第1のチャクラから地へと解放されていきます。

宇宙から受け取り、地に解放されていくエネルギーと、
大地から受け取り、宇宙に放たれていくエネルギーと

2つのエネルギーは、らせん状に伝わって行きます。

そして、精神面や肉体面で不調があると、その場所のチャクラも滞り、エネルギーが滞っていってしまいます。 

からだとの関係

太陽の光は七つの色から成る。
人のエネルギーも七つの色から成る。

偶然なのか、それとも、見えていた人がいたのか、
必然なのか、。

太陽の光の持つエネルギーと、人の持つエネルギーは、きっと同じなのかもしれないと思うようになりました。

白い無色の太陽の光は、水滴を通すことにより、それぞれの色に分かれていく。
人も滞りなくエネルギーが流れていれば、無色に近いようなあり方として存在できるのだな、、、と思うようになりました。

人もやっぱり自然の一部であるし、もともとは自然そのものだったのでしょうね。

虹を見て、浄化されたような気持ちになるのも、このように、無意識的に自分の身体のエネルギーが、大空に架かる虹の色に呼応して、清めて頂いていたのかもしれません。

虹と人々

先にも書きましたが、
キリスト教では、虹を「神との契約」、「約束の徴」を意味します。
中国では虹を「龍の姿」とする言い伝えがあります。
美しすぎる虹を「魔物」として扱い、恐れる民族もいるようです。

日本では古く中世には、虹が、「天と地の架け橋である」と言う考えから、神々が降りる場所であるとしています。

そして、虹の立つところに、「神々を迎える行事」として、「市」が開かれたそうです。

ダブルレインボー(二重虹)

虹が二本見える現象はダブルレインボー(二重虹)と呼ばれています。
ダブルレインボー(二重虹)は、それぞれ主虹と副虹と呼ばれています。

これは、空中にある水滴を通るときに、屈折の仕方が2パターンあるからだそうです。

副虹の方が水滴の中での反射が1回多く行われ、そのため、波長の長さも異なり、主虹の外側に反転して副虹が現れるそうです。
そして、副虹は、太陽から51度の角度にある水滴に対して起こる現象なのだそうです。

虹が二本見えるこの現象、ダブルレインボーは、幸運の兆し、エンジェルサインの1つと言われているそうです。

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キーワードは、「卒業」 「祝福」 「実現」 だそうです。

嬉しいですね。

大自然がつくりあげる神秘には、本当に驚かされますし、人もまたこの神秘の一部なのだな、、、と感じました。

 

気持ちの良いエネルギーのもと、


皆様に幸運が訪れますように。

 

 

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